これから独学で宅建を勉強しようと思ったとき、最初に悩むのがテキスト選び。
テキストは一度選んだら試験までの間使い続けるものです。
あなたも、「どんなテキストをどのような基準で選べばいいのかわからない」と悩んでいませんか。
この記事では、宅建の独学におすすめのテキストやどんなポイントに気をつけてテキストを選ぶべきかを紹介しています。
宅建士試験を独学で合格するためのおすすめテキスト5選を紹介!
おすすめテキスト5冊を比較表にしてみました。
表紙 | |||||
タイトル | みんなが欲しかった宅建士の教科書 | わかって合格る宅建士 基本テキスト | 宅建士合格のトリセツ 基本テキスト | ユーキャンの宅建士 きほんの教科書 | らくらく宅建塾 |
キャッチフレーズ | 【魔法のようによくわかる!】 | 【理解して覚える、だからわかって合格る!】 | 【読みやすく、見やすく、わかりやすい】 | 【”きほん”が身につき”ほんき”になれる】 | 【わかりやすい・覚えやすい!】 |
価格(税込) | 3300円 | 3300円 | 3300円 | 3080円 | 3300円 |
特徴 | フルカラーの図解やイラスト | 理由と根拠で理解する | 図解とイラストが豊富 | フルカラーで豊富な図解やイラスト | ゴロ合わせが豊富 |
立ち読み | Amazon試し読み | 立ち読み | Amazon試し読み | Amazon試し読み | – |
ページ数 | 652ページ | 706ページ | 560ページ | 744ページ | 532ページ |
分冊 | 3分冊 | 4分割 | 3分冊 | 4分冊 | 1冊 |
星評価 | (5.0 / 5.0) | (4.5 / 5.0) | (4.5 / 5.0) | (4.5 / 5.0) | (4.5 / 5.0) |
出版社 | TAC出版 | TAC出版 | LEC出版 | ユーキャン | 宅建学院 |
詳細 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
「みんなが欲しかった!宅建士の教科書」(TAC出版)
- フルカラーのイラストや図解
- 3分冊(分野別)
- 652ページ
- 3300円(税込)
- Amazon試し読み
このテキストはAmazonのベストセラー商品。
キャッチフレーズが「魔法のようによくわかる!」
シンプルで、できる限り文字量を少なくした読みやすい本文です。
おすすめポイント
- フルカラーで図解やイラストが多いので理解しやすい
- テキスト内の「ひとことメモ」がわかりやすい
- 3分冊に取り外しができ持ち運びやすい
- スマホ学習対応なので、いつでもどこでも問題演習ができる
- 写真をみて学べるので理解がしやすい
このテキストは「読んでわかる」よりも「見てわかる」をコンセプトにしているので、イラストや図解が豊富です。
先生の講義をイメージした作りになっているので、初学者の人には使いやすいでしょう。
「ひとことメモ」が論点をやさしい言葉でシンプルに説明しているのでわかりやすいです。
テキストが「宅建業法」「権利関係」「法令上の制限、税その他」の3分冊に分解できるので、持ち運びに便利です。
テキストの例題がスマホで確認可能。場所を選ばず、スキマ時間に問題演習ができるので効率的な学習ができます。
「用途地域」や「補助的地域地区」などはイメージしにくいもの。
このテキストでは、「巻頭企画」として現地の写真を掲載しているので、理解しやすくなっています。
イマイチな点
- 「板書」の手書風のフォントが小さくて見づらい
重要ポイントや分かりにくいポイントを整理している手書風のフォントが小さくて見づらいです。
やはりテキスト選びは実際に目で見て確認した方がいいですよね。
Amazonでは「試し読み」でサンプルページが見れますので確認してくださいね。
→サンプルページの試し読みはコチラから
TAC出版からの紹介動画もこちらからご覧ください。
「わかって合格(うか)る宅建士 基本テキスト」(TAC出版)
- 理由と根拠で理解して覚える
- 3分冊(分野別)
- 652ページ
- 3300円(税込)
- 立ち読み
このテキストは「理解して覚える」だから「わかって合格(うか)る」をコンセプトにしています。
「なぜそうなるのか?」「どうしてこういう結論になるのか?」をわかりやすく、丁寧に書かれています。
おすすめポイント
- 理由付けや根拠がしっかりと書かれている
- 本試験に出題された箇所にアンダーラインと出題年度を表示している
- 「最近の法改正」の箇所にアイコンマークがついている
- 「ですます」調のやさしい文体で、わかりやすい解説になっている
「なぜそうなるのか?」の理由がわかれば無理に覚える必要がありません。理解すれば応用力もついてきます。
過去の出題箇所にアンダーラインがあるので、どこが出たかが一目瞭然。学習初期から直前期まで絶大な効果を発揮します。
法改正された箇所は本試験に出題されやすいもの。法改正は超重要ポイントになるのでしっかり覚えておきましょう。
このようにわかりやすく、情報量も多めのテキストになっています。
イマイチな点
- イラストや図解が少ない
このテキストは文章量が多くイラストや図解が少なめになっています。図解が多い方が好きな方には向かないかもしれません。
TAC出版「わかって合格る宅建士 基本テキスト」のPR動画もご覧ください。
「宅建士合格のトリセツ 基本テキスト」(LEC出版)
- イラストと図解が豊富
- 3分冊(分野別)
- 560ページ
- 3300円(税込)
- Amazon試し読み
このテキストのキャッチフレーズは「宅建士初学者が最初に手にとるテキスト」。
とにかく「読みやすく、見やすく、わかりやすい」です。
おすすめポイント
- 難しい言葉をていねいに解説されている
- フルカラー、イラストや図解が豊富でわかりやすい
- 分野別インデックスシールや付箋が付いているので学習しやすい
読みづらい漢字には読み仮名がふってあり、見慣れない用語もやさしく解説されています。
このように初学者向けにわかりやすい文章でシンプルに書かれているのがこのテキストの特徴です。
難解な知識は図解やイラストでイメージしやすいもの。
このトリセツでは図解やイラストがふんだんに使用されていて見やすく、わかりやすい工夫がされています。
問題を解いていてわからないときに、テキストにインデックスが貼ってあれば、すぐに探しているテーマにたどりつけ、学習が効率的になります。
このほかにも、購入特典として、本書を使った講義動画が20本配信されています。
さらに本書に掲載されている過去問「ちょっとトレーニング」をスマホで確認できます。
→「宅建士合格のトリセツ 基本のテキスト」のサンプルページはコチラ
「ユーキャンの宅建士 きほんの教科書」(ユーキャン)
- フルカラーで図解やイラストが豊富
- 4分冊(分野別)
- 744ページ
- 3080円(税込)
- Amazon試し読み
このテキストは2022年度版で完全リニューアル。書名も「速習レッスン」から「きほんの教科書」に変わりました。
印刷も赤系の2色刷りからフルカラーへと、カラフルになって見やすくなっています。
以下に2021年度版と2022年度版の画像を載せましたので内容をご覧ください。
大きく刷新された「2022 ユーキャンの宅建士 基本の教科書」のおすすめポイントは下記の4点です。
おすすめポイント
- フルカラーで図解やイラストが豊富
- ていねいな解説で初心者にもわかりやすい
- 4分冊になっているので持ち運びに便利
- 試験直前の総まとめ「出るとこ論点帖100」が役に立つ
新しくなったユーキャンのテキストが見やすく、わかりやすくなりました。
各テーマで具体的な事例を多く掲げ、豊富な図解やイラストでわかりやすい説明になっています。
また、学んだ知識を一問一答形式の○×チャレンジの問題演習で理解を深め、そのテーマの試験のポイントや学習方法のアドバイスなどが書かれています。
最後の学習の総仕上げに「でるとこ論点帖100」は試験直前に知識の再確認として絶大な効果を発揮します。
「らくらく宅建塾」(宅建学院)
「らくらく宅建塾」はわかりやすい、覚えやすいを重視している宅建初心者向けのテキストです。
おすすめポイント
- 語呂合わせが豊富
- 難しい法律用語も日常の言葉で説明しているのでわかりやすい
特に宅建業法では覚える事柄が多く、記憶に残りやすい図表、口ずさんで忘れない語呂合わせが豊富にあるのが大きな特徴です。
また、「心裡留保(しんりりゅうほ)」は、「じょうだん」というように、カタイ法律用語もかなりかみ砕いた日常の言葉で解説していますので、まるで講義を受けているかのようにスラスラ頭に入ります。
イマイチな点
- 分冊になっていないので持ち運びに不便
分冊になっていれば、語呂合わせの多い分野だけ持ち運んでスキマ時間や移動時間に学習できます。その点が残念ですね。
テキストを選ぶときのポイント
テキストをどれにしようか悩んだときは、以下の3つに注意して選びましょう。
- 図解やイラストが豊富で自分が理解できる言葉で解説しているものを選ぶ
- 法改正に対応した最新のものを購入する
- テキストと問題集は同一シリーズでそろえ、必ずセットで購入する
図解やイラストが豊富で、自分が理解できる言葉で解説しているものを選ぶ
宅建試験の民法は問題の文章を読んだだけで理解するのはむずかしいからです。
民法の難解な条文を具体例でわかりやすい言葉で解説されていたり、民法の問題で複雑な人物関係などを、図解やイラストで説明されていれば理解しやすく視覚的に覚えやすいものです。
なので、法律の専門用語を具体的にかみ砕いたわかりやすい言葉で説明されたものを、また、図表やイラストが豊富なテキストを選ぶようにしましょう。
法改正に対応した最新のものを購入する
宅建士試験では法改正した内容が出題されやすいからです。
せっかく勉強したのに古いテキストでの知識で間違ってしまう。その間違った「1点」で不合格になるかもしれません。
そうならないためにもテキストは必ず受験する年の試験に対応する最新版のものを購入しましょう。
テキストと問題集は同一シリーズでそろえ、必ずセットで購入する
問題集を解いて解説を読んだだけではよくわからない場合に、テキストで確認するときリンクしていないと、該当ページを探すだけでも時間がかかり学習の効率が悪くなるからです。
宅建試験はテキストでインプット、問題集でアウトプットの繰り返しで理解が深まり知識が定着します。
このインプットとアウトプットの作業の繰り返しが多ければ多いほど、テキストと問題集がリンクしている必要があります。
必ず同じシリーズのものをセットで購入しましょう。
テキストと同一シリーズの問題集を比較表にして下記に掲載しましたので参考にしてください。
表紙 | |||||
書名 | みんなが欲しかった!宅建士の問題集 | わかって合格る宅建士 分野別過去問題集 | 宅建士 合格のトリセツ 基本問題集 | ユーキャンの宅建士 きほんの問題集 | 過去問宅建塾 |
1分冊 | 宅建業法:109問 | 民法等:105問 | 権利関係:100問 | 権利関係:106問 | ①権利関係:217問 |
2分冊 | 権利関係:95問 | 宅建業法:90問 | 宅建業法:100問 | 宅建業法:94問 | ②宅建業法:234問 |
3分冊 | 法令上の制限:63問 税・その他:46問 | 法令上の制限:73問 | 法令上の制限:54問 税・その他:46問 | 法令上の制限:70問 税・その他:50問 | ③法令上の制限:130問 その他の分野:96問 |
4分冊 | – | その他関連知識:37問 | – | – | – |
総出題数 | 313問 | 305問 | 300問 | 320問 | *677問 |
試し読み | Amazon試し読み | 立ち読み | Amazon試し読み | Amazon試し読み | – |
価格(税込) | 2750円 | 2750円 | 2750円 | 2860円 | *5940円 |
出版社 | TAC出版 | TAC出版 | LEC出版 | ユーキャン | 宅建学院 |
詳細 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
*「過去問宅建塾」(宅建学院)は、分野別に3冊となっているため、総出題数が677問、価格が5940円(1冊1980円×3)となっています。
まとめ
いかがでしたか?「宅建士のおすすめテキストと選び方」というテーマで解説してきました。
宅建士試験に独学で合格するためには、テキストは必要不可欠です。自分に合うかどうか、一度書店で手に取って見てみることをおすすめします。
テキストのおすすめ5選と選ぶ際のポイントをまとめると以下の通りです。
おすすめ5選
- 「みんなが欲しかった!宅建士の教科書」(TAC出版)
- 「わかって合格(うか)る宅建士 基本テキスト」(TAC出版)
- 「宅建士合格のトリセツ 基本テキスト」(LEC出版)
- 「ユーキャンの宅建士 きほんの教科書」(ユーキャン)
- 「らくらく宅建塾」(宅建学院)
テキスト選びのポイント
- 「理解できる言葉で解説している」
- 「最新のテキストを購入する」
- 「問題集とリンクしている」
ぜひ今回紹介したテキストや選び方のポイントを参考にして、自分に最適のテキストを見つけてください。
そして、宅建士合格をめざして、勉強をスタートしましょう。