宅建士取得のメリット 7選
宅建士に興味はあるけど、どのようなメリットがあるのか疑問に思ったことはありませんか。
宅建士は収入アップ、キャリアアップ、将来性、さらには人生設計のおいても役に立つ魅力満載の資格なのです。
この記事では宅建士資格取得のメリットについて解説していきます。
収入アップにつながる
資格手当
近年、宅建士の平均年収は450万~500万で推移しています。経験とキャリアが重視される仕事のため、年収が比較的高くなっています。
さらに資格手当を支給している会社も多く、その相場は月1~3万円、年に12万円~36万円の収入が増えることになるので、この差は結構大きいですよね。
昇進・昇給
会社によっては、宅建士の資格を保有していれば、昇進や昇給のチャンスもあります。収入が増えれば仕事へのモチベーションもあがりますし、俄然やる気が違ってきますよね。
就職・転職に有利
学生が宅建士の資格を持っていれば、就職活動には有利になります。企業は資格保有者を優先して採用することが多いからです。
また、企業にすれば入社後の教育にかける時間と費用が抑えられ、学生でなくても再就職をする人にすれば宅建士資格は強い味方にも武器にもなるのです。
女性・主婦の再就職に有利
女性は結婚、出産、子育てと仕事を離れてからの再就職にはかなり不利になります。
宅建士資格を持っていれば、条件のよい仕事につくチャンスが多くなりますし、自信を持って自分の強みをアピールすることもできます。
宅建士の仕事は女性に最適
宅建事務所では、電話応対、事務処理、接客対応などはどちらかと言えば女性向きだからです。
たとえば、ファミリー層向けに不動産を紹介するときなど家庭目線、女性の細やかな感性や心遣いの提案など女性ならではのサービスの提供がしやすくなります。
不動産業界だけでなく、他の業界でも役に立つ
金融業界
銀行では住宅ローンの貸出業務で、いくらまで貸出しできるかを審査する必要があります。
その際、担保となる物件が住居専用地域にあるのか、工業地域にあるのか、商業地域にあるのか定められている用途制限によって不動産価値が変わります。
これらの知識を有している宅建士であれば容易に貸出し金額を決定することができるのです。
不動産の担保価値を評価して融資することが多い金融業界では宅建の知識は非常に有益です。
そのため不動産販売会社を傘下にもつ銀行も少なくありません。。
建設業界
建設業界では自社で建築した物件を自社で販売したり賃貸の仲介をする会社もあります。
いわゆるゼネコンといわれる企業では建設業と宅建業の免許を取得しています。会社で建築した物件を販売するときは宅建の資格が必要だからです。
自社で建築した物件は販売時に説明内容があらかじめ分かっていて、アピールポイントがお客様へ直接伝えやすいなどのメリットがあります。
このように宅建士資格は建設業界でも必須の資格と言えるでしょう。
独立や起業に役に立つ
たとえばオフィスを借りて独立する場合、どの地域にどのような物件を借りたら最も利益がでるか、その場所で開業しても問題ないか、賃料は適正かなど、宅建士資格があれば事務所選びに自分自身で判断できます。
自分自身が不動産取引をする場合に役に立つ
人生設計に役立ち己防衛手段となる
「一生に一度の大きな買い物」と言われるマイホームの購入には資金計画が重要です。
頭金やローンの返済等の返済計画、不動産取得税や固定資産税などの納税計画。
これらの知識は宅建士の勉強をした人は当然もっています。改めて学習する必要がないのです。
また、家を借りるときは敷金の返却はトラブルが起きやすいもの。敷金の返却は日常生活に伴う損耗は貸主の負担が原則です。
借主の落ち度による損耗や家賃滞納がなければ、本来借主に返還されるものです。
宅建士の知識があれば、自己防衛手段の資格にもなります。
生涯有効な資格
5年ごとの更新で一生有効
宅建士試験の合格後、受験した都道府県で登録申請を行い、宅地建物取引証の交付を受けます。
その後は5年ごとの更新をすれば一生涯有効の資格となるのです。
2年以上の実務経験がなければ、登録実務講習を受けることで登録要件を満たします。
ダブルライセンスを目指すのに役に立つ
科目、試験内容が重複する
重複する科目を表にすると
資格 | 重複する科目 | 内容 |
管理業務主任者 | 民法・区分所有法・宅建業法・借地借家法・不動産登記法 | 民法・区分所有法は比較的素直な 問題が出るため得点しやすいです |
マンション管理士 | 民法・区分所有法・宅建業法・借地借家法・不動産登記法 | 管理業務主任者と比較して難易度は高いです |
行政書士 | 民法 | 宅建士受験で学習した民法の知識を最大限に活かせます |
ファイナンシャルプランナー | 宅建業法・借地借家法・法令上の制限 | 不動産取引はほとんど宅建士の知識で攻略できます |
不動産鑑定士 | 民法・借地借家法・区分所有法・不動産登記法・宅建業法・法令上の制限 | 一次試験の短答式で得点できます 二次試験は論文形式のため、かなり難易度の高い資格試験となっています |
学習時間が圧縮できる
また、他の資格を勉強することで仕事の専門性を身につけることができ、キャリアアップにもつながります。
まとめ
以上、宅建士のメリットを解説しました。
ここまでの記事をまとめると以下のようになります。
・就職や転職に有利
・金融業、建設業など他の業界でも使える
・起業や独立するときに役に立つ
・自身が不動産取引をするときに宅建の知識が役立つ
・一生涯有効な資格
・ダブルライセンスを目指すとき学習時間を圧縮できる
宅建士は一生涯有効な価値ある資格です。また、企業から引く手あまたの将来性のある資格です。
この価値ある宅建士にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。